英語を学んでいる皆さん、こんにちは。本日は、英語の土台となる部分についてお話しします。これは、英語を読んだり聞いたりする時だけでなく、書いたり話したりする際にも極めて重要な内容となりますので、完全にマスターしていただく必要があります。
英語には、骨組みとなる部分と、肉付けの部分があります。肉付け部分は修飾語句であり、それには「名詞を修飾する形容詞」と「名詞以外を修飾する副詞」があります。英語の文から肉付け部分を取り除くと骨組み部分が残りますが、それが文の型であり、英語には5種類の文型があります。
本日は、第1文型~第4文型を紹介します。後半に練習問題を載せていますので、是非、トライしましょう。
英語の型= 5文型(骨組み)
+修飾語句(形容詞、副詞)
第1文型:S(名詞)+V
第2文型:S(名詞)+V+C(名詞 / 形容詞)
第3文型:S(名詞)+V+O(名詞)
第4文型:S(名詞)+V+O(名詞)+O(名詞)
第5文型:S(名詞)+V+O(名詞)+C(名詞 / 形容詞)
※名詞のカタマリを [ ]、形容詞のカタマリを ( )、副詞のカタマリを< > で囲っている英文があります。
1. SV
(1)動作「SはVする」
<例1>
My brother always drives too fast.
[和訳] 俺の兄貴はいつも運転が速すぎるんだよ。
<例2>
I’ll get to the venue by 3pm.
※getは5文型全てで使用される。
[和訳] 3時までに会場につきます。
<例3>
Chinese people account for the majority of the foreign travelers to Japan.
※account for … は重要表現 ①~の割合を占める ②~の主要原因である ③~を説明する
[和訳] 中国人が日本への外国人旅行者の大半を占める。
(2)存在「Sは~にいる/ある」
<例1>
Your son is in the school yard at the moment.
[和訳] 息子さんは今、校庭にいますよ。
<例2>
Mommy, there is a strange-looking guy at the door.
※主語が新情報の場合、”There + V + S” という語順。
[和訳] ママー、ドアのところに変な男がいるよ。
2. SVC
(1)be動詞+名詞/形容詞 「SはCである」
<例1>
He is a morning drinker.
[和訳] 彼は朝からお酒を飲みます。
<例2>
He is definitely right.
[和訳] 彼が完全に正しい。
(2)be動詞以外+形容詞 「SはCであるように見える/聞こえる/感じる…」「SはCのまま」
<例1>
I’m feeling good today.
[和訳] 今日はいい気分だ。
<例2>
Please remain silent during play. (The Championships, Wimbledon)
[和訳] プレイ中はお静かにお願いします。
<例3>
I shall grow old, and horrible, and dreadful. But this picture will remain always young.
(Oscar Fingal O’Flahertie Wills Wilde “The Picture of Dorian Gray”, 1890)
[和訳] 僕は年を取り、醜くなっていく。それなのにこの絵は永遠に若いままだ。
(友人に描かれた自分の肖像画を初めて見たときのセリフ)
(3)get+形容詞 「SはCの状態に変化する」
I’m getting nervous about giving a presentation.
[和訳] プレゼンをすることに緊張してきました。
3. SVO
Sは~をVする
They are getting a lot of attention from the mass media.
[和訳] 彼らは、マスメディアから大いに注目を浴びている。
This cafe provides students with meals from 7:00am to 6:00pm every day.
[和訳] このカフェでは、毎日午前7時から午後6時まで食事を提供しています。
4. SVOO
(1)与える+~に~を
You should give him some advice.
[和訳] あなたは彼にちょっとしたアドバイスを与えるべきです。
<As he looked as though he needed a drink>, I asked him [if he did not want one in the bar before we set out]. He told me [he was not a morning drinker] and asked if I was. (Ernest Miller Hemingway “A Movable Feast”, 1964)
[和訳] 彼はアルコールを飲みたそうだったので、私は彼に、出発する前にバーでいっぱい飲みたくないかを尋ねた。彼は、自分は朝は飲まないと私に言い、私の方はどうなのかと尋ねた。
※名詞のカタマリを【 】、名詞のカタマリを< >、と表記しています。
(2)取る+~から~を
It took me six years to graduate from college. ※仮主語構文
[和訳] 大学を卒業するのに私は6年かかった。
Only one mistake cost him his job.
[和訳] たったひとつの間違いで彼は仕事を失った。
第1文型~第4文型 練習問題
次の日本語を英語で言ってみましょう。
- 彼は自分の振る舞いについて、彼女に謝罪すべきだ。
- ライオンと虎の間には多くの相違点と類似点があります。
- 冬は5時ごろに暗くなる。
- この鞄、阪急百貨店で買ったんです。
- 昨夜、ナンシーから電話があった。
- そのホテルに予約を取っています。
- 午後9時にJamesと会う約束をしています。
- 暴力的な映画は、子供達に悪影響があります。
- あなたにチャンスをあげましょう。
- 後ほど詳細をお伝えします。
- 私自身の経験から、いくつか例を挙げます。
- 上司はこの計画にゴーサインを出さないだろう。
- この近くに良いバーがあるんです。試しに行ってみませんか。
- そんな目で俺を見るな。
- ジョンは僕にEメールを送らなかった。
- 僕にビールをおごってくれよ!
- もっとたくさんのサラダをもってきて頂けますか?
- その車、すごく高かったでしょう!
- その理論を理解するのに、時間がかかりました
- 私は彼にたくさん借りがある。