英語でのスピーチ&エッセーライティング2 by 梅田英会話

目次

2. 二項対立

接続表現

On the other hand, …

・In[By] contrast, …   

 ※前の発言とは反対のことを言及

…, whereas …    

 ※主語の異なるものを比較・対照

…, while …            

 ※単純に2つの物事を対比

On the contrary, … 

 ※A (何かを否定) + On the contrary+B ( Aと反対=自分の意見を強調 )

 ※On the contrary が「ある意見や視点自体の否定、拒絶」であるのに対し、To the contrary は「否定ではなく、単に反対の視点やコントラスト」 を示す

but at the same time  

 ※「その一方で」の意味として使う場合は、「at the same time」の前にbutをつける

                                                          

                                                                        

<練習1> 

以下の日本語を英語で言ってみましょう。

  1. デジタルでの支払い(digital payment)は、とても便利であるように思える。その一方で、セキュリティ攻撃(security attack)に弱い。
  2. 本音とは、人が正直に思ったり感じたりしていることである。一方、建前とは、周囲に受け入れられるようにそう言う方が良いと思われることをいう。
  3. 人類学者のルースベネディクトによると、日本文化は「恥の文化(shame culture)」に分類でき、その一方で西洋文化は「罪の文化(guilt cultures)」に分類できる。
  4. その問題は解決されていません。逆にさらに悪くなってきています。
  5. 日本が会議を開きたいと思っているいっぽう、ほかの国は消極的だ。
  6. 新しいPCが欲しいのですが、その一方で今はお金がありません。
  7. 彼らはマネージャーだと思ったが、実際は、操り人形にすぎなかった。                                

                                 

<練習2> 

以下の内容を二項対立で述べてみましょう。

1. [日本]  浴槽の湯は次に入る者のためにとっておかれる。

  [西洋] ためた湯は1人が入浴した後に破棄される。

                          

2. [日本] 解雇(dismissal)までに30日以上の猶予が必要

 [米国] ・突然解雇通知(a dismissal notice)が出され、通知後はすぐに退職

    ・引き継ぎなどもなく、本人も周囲も困惑

3. [日本]  食事の際、皿や椀などの食器を持ちあげて食べるのが一般的

 [他国] カップなど一部を除き、食器はテーブルの上に置いたままで、持ち上げるのはマナー違反。

                                   

4. [日本の食文化]

 ・日本は海で囲まれているため、漁業が盛んで魚を多く食す。

 ・農業も盛んで米や野菜を食す文化

 [西洋の食文化] 

 ・内陸で小麦や家畜を育て、パンや牛肉を食す

                   

5. [コロナ禍到来前] 会社員の3割がWeb会議を実施

  [コロナ到来後]  会社員の9割がWeb会議を実施

6. スマホを持つ子供が増加。子供のスマホの所持に賛否両論。

 [賛成意見] スマホにより、親は子供の居場所を把握できる。

 [反対意見] スマホには中毒性があり、学習やスポーツに悪影響。

7. 高齢者が増える中、定年退職制度を疑問視する声が高まっている。

 [賛成意見] 高い人件費の削減、若い世代への雇用機会の提供

    [反対意見] 経験と知識を持つベテラン労働者の喪失、年金給付の増大

                                        

<練習3:学術系> 

以下の日本語を英語で述べてみましょう。

1. メイヨー(Elton Mayo)は、1927年から1932年にかけて、シカゴ近郊のウェスタン・エレクトリック社のホーソーン工場で非公式組織の重要性を最初に発見した。メイヨーと仲間の研究者たちは、職場環境が悪化した時でさえ飛行士集団内部の圧力が生産高を増加させることがあるということを発見した。逆に、金銭的誘因が個人に与えられていた時でも、非公式集団の態度が生産高を制限するように働くこともあった。

2. マグレガーが展開した理論は、従業員の動機づけについての基本前提に疑問符を突き付けた。マグレガーはこうした基本前提を「X理論」と呼んだ。X理論では、ほとんどの人間は労働を嫌い、責任を避け、権威主義的なリーダーシップに反応するとされる。反対にマクレガーは、自分の「Y理論」において、ほとんどの人間は仕事を自然で楽しいものと考え、動機づけがあれば外からの管理を必要とせず、責任を楽しみ、問題の解決に参加することを楽しむ、と述べた。

                                

<練習4> 

会社員が海外留学する際のメリットとデメリットを、二項対立で述べてみましょう。

・Advantage:新たな環境で得られる知識や技能

・Disadvantage:職業キャリアが中断されること

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